今の日本は「違憲」状態

違憲、違憲と言われて久しいですが、最近はめったに聞きません。
最近のニュースでは違憲とは取り上げられないのですが、一体何が違憲なのでしょうか?

今の日本は「違憲」状態

「一票の格差」という事を聞いたことはあるでしょうか。

一票の格差(いっぴょうのかくさ)とは、有権者が投じるの有する価値の差、選挙区ごとの一票の重みの不平等を指す。 平等原則を超える法原則がない場合の、選挙制度における有権者への権利侵害を指摘する際に用いられる。

一票の格差とは選挙で投票する時に、地域によって不平等が生じる事を言います。

どういうことか?

わかりやすく選挙区がAとB二つあったとしましょう。
Aは人口50人、Bは人口100人。
一つの選挙区で1人の候補者としましょう。

全員が投票すると仮定すると、
Aの選挙区では過半数は25票獲得すればいいのに対して、
Bの選挙区では過半数は50票必要です。

つまりAの選挙はBの選挙区に比べて2倍の「重み」があるわけです。

選挙というのは国民の代表を選ぶわけなので、国民全員に平等な権利を与えられなければなりません。
AとBの選挙区比べると、圧倒的にBの選挙区の人の声が政府に届かない事になります。

例えばBの選挙区で51票対49票という僅差で負けた49票側は「死に票」となり、国政に意見を反映出来なくなります。

最高裁判で「違憲」の判決

2012年3月 最高裁判所で2009年の衆院選は違憲状態だったとの判決が下りました。
2009年と言えば民主党が政権を交代した年です。

この年の一票の格差の最大はなんと「2.3倍」もあったようです。
とある地域の10人が与える国政の影響と、また別の地域の23人と同じ影響力と言う状態です。

サッカーで例えるならば、10人対23人で後半45分1−1、ロスタイム40分!とレフリーが叫ぶような感じです。

2012年10月 2010年の参院選も違憲だったと判決を下しました。
この年の一票の格差はなんと「5倍」。

もうなんか色々やばい。

10人対50人なのに同点にもつれこんでPKで20回転くらいしてる感じ。
10人強すぎ。

なぜ一票の格差がうまれたのか?

簡単に言うと「人が移動したのに、選挙区の議員数が変わらなかった」からです。
元々人口比率によって議員数はそれぞれの選挙区に割り当てられていましたが、
年を追うごとに徐々に都市部に集中、地方は過疎化し、人口が割り当てた当初より変わっていきました。

元々100人だった選挙区に2人割り当てた所、人口減少で20人になったとしましょう。
元々過半数の50票だったのが10票になったので、5倍の一票の重みになりました。

都市部では逆に一票が軽くなるので、今都市部に住んでいるあなたの票は浮気性の彼氏くらい軽いです。
年末ジャンボくらいの価値です。

政府は何をやってるのか?

政府は今この状態をなんとなく「黙認」している状態です。
全然積極的にこれを変えようとしません。

なぜか?

今の政権の議席数は都市部よりも農村部の方が多いからです。

過疎化している農村部の方がお年寄りが多い

お年寄りの政策を声高にいっときゃ一票の重みで楽に当選できる

一票の重みを無くしたら当選できないやん!公費使えないやん!

保身

取り敢えず一票の重みをちょっとだけ直すから許してね
←今ここ

これによって都市部に住んでる若者諸君の声は少子高齢化+一票の重みの影響で
全く国政に届きません。
安心してください、履いてますよ。

違憲状態の日本は本当に「民主主義」か?

果たして最高裁判所で「違憲」と判断された日本は本当に「民主主義」なのでしょうか?
また「違憲」のまま選挙を行い、国政を行う政府も正しいのでしょうか?

このままだと若者の声は全く届かない事になります。
お年寄りの声だけを聞き、未来に何も施策をしない日本の未来は明るいでしょうか?
借金だけを押し付ける世代に何もできないのでしょうか?

と偉そうに講釈を垂れましたが、全て池上彰さん著作

の受け売りです。

日本が違憲状態というのもなんとなく知っていましたが、池上解説で「なるほど」と思いました。
自分の考えも何かおかしい、でも何もできないという現状です。

やはり各人の「意識」を変えていくしかないのではないでしょうかな。
以上、違憲状態の日本の状況についてまとめました!

次の記事では具体的に「若者の意見を国政に反映するには」どうしたらいいか選挙の面で考えていきたいと思います。

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