もう年功序列で年上を敬ってる場合じゃない

今の日本は「超高齢化社会」という事はご存知ですか?

「高齢化社会」ではなく、「高齢化社会」。

超高齢化社会の定義は人口の21%以上が65歳以上の社会の事です。

世界でも類を見ないくらいのスピードで超高齢化社会に突入した日本は今、人口の26%、4人に一人が65歳以上の高齢者です。

世界の高齢化率

これが2025年には30%に達すると見通されています。

では10代の数というとどうなっているのでしょうか?

2016年現在でわずか12%です。

高齢化の状況

子供数はどんどん減り、未婚・晩婚化・婚活なんて言葉も流行りました。

日本の将来はなんだかだんだん暗い見通しになっています。

では何故こんなにも日本は高齢化が進んできたのでしょうか?

結論から先にいうと「高齢化のスピードが異常に早かった」ことと「問題を先送りしまくった」せいだと言われています。

日本の「高齢化のスピード」は世界最速です。

世界の高齢化率の推移

高齢化の速度について、高齢化率が7%を超えてからその倍の14%に達するまでの所要年数(倍化年数)によって比較すると、フランスが126年、スウェーデンが85年、比較的短いドイツが40年、イギリスが46年であるのに対し、我が国は、昭和45(1970)年に7%を超えると、その24年後の平成6(1994)年には14%に達している。このように、我が国の高齢化は、世界に例をみない速度で進行している。

他国が平均して60〜70年掛かった高齢化が日本ではたった24年で到達してしまいました。

これは寿命が延びたことも関係しており、長生きする事で高齢者の人口が増えてしまったからのようです。

「問題を先送りしまくった」とはどういうこのでしょうか?

他国の高齢化社会に突入する前に政府は世代間の格差がなくなる様に税制度を改革し、子育て世代にも積極的に支援してきました。

その結果子供の数も増え、急激に高齢化社会になる事はありませんでした。

フランスでは以前、現在の日本の様に結婚をしなくなる若者が増え、「パックス」と呼ばれる結婚はしないけど同棲生活を送るカップルが増えていたといいます。

それを素早く察知したフランス政府は結婚とは別に「パックス」にも結婚と同等の社会保障を受けられる様に整備しました。

その結果子供も増え、高齢化まで100年以上も伸ばすことができたと考えられています。

しかし日本は経済発展ともに急ピッチで社会保障や年金制度を整備しました。

そのため制度の基本設計が「経済が発展し続ける事」と「子供が恒久的に増加」する事としてしまいました。

高度経済成長が終焉し、制度上に無理があるのに政府は問題を先送りしました。

先送りした結果予想以上に早くきてしまった高齢化社会に制度が間に合わず、

その結果現在赤字国債を発行しまくってその数なんと毎年45兆円越え。

歳出は95兆円なので半分は借金をしている状況です。

そうなると政府は子供どころではなく、高齢者向けに社会保障費を整備します。どんどん増えて行く社会保障費にどんどん減って行く若者。

世代間格差も産まれ、子供がどんどん不利になる時代になってきました。

子供手当も廃止され、今の日本はまるで子供を産むな!と言ってる様なものです。

さて、ではこれから子供の数は増えていくのでしょうか?

私は絶対に増えないと考えています。

理由は二つ。

一つは日本は成熟した民主主義国家だからです。

つまり「多数決」は絶対に正しい事になります。

例えば選挙で「年金減らします、その代わり子供手当を増やします」なんて言ったらどうなるでしょうか。

当然高齢者は怒るのでしょう。「なんで自分の金を減らさなきゃならないんだ。」そういってその議員は落選してしまうでしょう。

未来に破綻が見えている政治家でも、正しい事を叫んでも当選出来ないのです。

これでは若者が子育て世代にお金を回して!と叫んでも高齢者の票には勝てません。

「どうせ投票したって変わらない」

「どこに投票しても同じ」

若者が選挙に行かなくなってますます政府は若者に見向きもしません。

そうなると政府は高齢者向けの社会保証をどんどん増やします。

大阪都構想の住民票で、高齢者の反対によって僅差で負けた橋本市長の

「民主主義って素晴らしいですね」

と皮肉を言ったのはとても印象に残っています。

二つ目は世代間の価値観の違いです。

今の若者と高齢者の間では大きく価値観が違います。

おそらく若くしてITバブル(2000年代初頭)を経験した世代とそれ以前の価値観は天と地程ちがうのではないでしょうか。

インターネットが爆発的に普及し、知識が世界で共有化されるとなると若くして知りえなかった情報が知ることができます。

昔は海外旅行はセレブが行くものとされていましたが、今や数千円で海外に行くことができる時代です。

若くして海外に知見を求め、世界中を飛び回っていた世代と日本でずっと過ごしてきた世代の価値観は全く違うものとなるでしょう。

高齢者の常識がもはや若者世代の非常識になっている。

よくTVでは「ゆとり世代 VS 高齢者」みたいな構図も見られます。

ゆとり世代 VS プラチナ世代
そんな世代は「子供が居なくても幸せになれる」「結婚制度が古い」なんて価値観をもっていても不思議ではありません。

現に未婚化・晩婚化によって顕在化しています。

しかし今の政府のほとんどはITバブルを経験した時はすでに40代〜50代ではないでしょうか。

そうなると価値観が分からないから、なんで結婚・子育てをしないのかが分からない。

分からないのも当然かもしれません。

以上の二つの理由から確実に子供の数は減って行くでしょう。

そうなると「年功序列」はもう崩壊してくるのではないでしょうか。

子供が貴重になり、子供こそ序列を上に押し上げるべきではないでしょうか。

当然お年寄りも社会からの援助は必要です。

しかし同じ様に子供も苦しんでいると思います。

私たちが大切にする事は「次の世代の事を考えること」です

私はよく年上の上司が若い人に向かってパワハラ・セクハラをしている場面に出会います。

その上司は小学生くらいの子供がいました。

いつか子供が大きくなって、今のパワハラ・セクハラをしている若い人の下についたとしたらその若い人は上司の子供にパワハラ・セクハラをするかもしれません。

今自分がやっている事はめぐりにめぐって自分の子供に返ってくるということです。

よく「自分がこんな事を先輩からやられた」だから「自分もやっていい」という論調を聞きますが、この二つは全く繋がりません。

自分がやられて嫌な思いをしませんでしたか?

嫌な思いを次の世代に残したいと思いますか?

私は「悪しき習慣」をなくして「いい社会」を次の世代にバトンタッチをしたいと思います。

みなさんも「次の世代」のことを考えながら行動をしてみてはいかがでしょうか。

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